Career Development

マンダリン オリエンタル 東京では、コリーグの皆さんのキャリア開発を積極的にサポートしていきます。

MIT参加者インタビュー

Q1. 自己紹介からお願いできますか?

< 相川 >
相川 和広です。入社は2014年8月で、2016年2月より1年半マネージメント イン トレーニング(以下、MIT)として勤務し、現在はフロントデスクマネージャーをしております。

< 鈴木 >
鈴木 達央です。入社は2016年1月で、2017年10月より1年半MITとして勤務し、現在はマンダリンバーのアシスタントマネージャーをしております。

< 中村 >
中村 円です。入社は2018年7月で、MITプログラムが進行中です。今はハウスキーピングに所属しています。

Q2. 始めに、ホテル業界でのお仕事を希望された理由を教えていただけますか?

< 相川 >
私は海外勤務を将来の目標としていましたので、海外に行くチャンスが掴めるのではないかと思い、ホテルで経験を積むことに決めました。また、父親がホテル好きで、子供の頃から一緒にホテルに行くとワクワクしていた思い出がありました。それもホテル業界の希望につながりました。

< 鈴木 >
きっかけは、学生時代にホテルでアルバイトをしたことでした。働くことがとにかく楽しかったことから、お客さまが多く集まるホテルという場所での仕事が自身に合っていると考えるようになりました。ちょうど進路を考えていた時に、当時の先輩からホテルスクールを勧めてもらい、そのまま進学、ホテル業界へ自然と就職しました。

< 中村 >
私は、もともと人と会話をすることが好きだったからです。インターンシップの研修先として、大阪にあるホテルのベルデスクで働いたことがありました。そこでの経験がとても楽しかったことから、ホテルで働くことは自分の天職だと思いました。その後アメリカの大学でツーリズムを学び、スイスのホテルスクールへ進学し、ホテル関係の勉強を続けてきました。
また、祖母と母が旅行好きなこともあり、子供の頃から各地を旅行してきました。ホテルは、旅行者に「やっと着いた」という安らぎを提供する場所というイメージがあり、その点もホテル業界に惹かれた理由のひとつです。

Q3. 数あるホテルの中から、なぜマンダリン オリエンタル 東京を就職先に選んだのですか?

< 相川 >
マンダリン オリエンタル 東京は「フォーブス・トラベルガイド」より5つ星ホテルの評価を5年連続で獲得しています。働くならトップレベルのホテルが良いと思い、希望しました。

< 鈴木 >
学生の時から、マンダリン オリエンタル 東京は様々な機関から高い評価を受けていて、ゲストコメントでも常に上位に名前が挙がっていました。そんなホテルでは、どのようなサービスをしているのかを知りたいと考えました。
同時に、マンダリン オリエンタル 東京でトップレベルのサービス方法を身に付ければ、自身の成長にもつながると思いました。

< 中村 >
実は、最初はマンダリン オリエンタル 東京を希望していなかったのですが、決定的なきっかけがありました。
スイスのホテルスクール時代に学校内でリクルートイベントが開かれた際、マンダリン オリエンタルのブースは他のホテルブランドとは比べられない程、学生たちの間で人気がありました。就職活動中は色々な企業の方から様々なお話を聞いたのですが、そのうちに “会社の色(社風)”が自然と見えるようになってきました。そんな中、マンダリン オリエンタルの社風がすごく魅力的で、さらにMITプログラムを勧められたことも心に響き、チャレンジしようと思いました。

Q4. MITプログラムとは、どんなものですか?

< 中村 >
ひとつの部署に留まらず、ある一定の期間毎に他部署へ異動することにより、マネージメントの疑似体験が出来る特別なプログラムです。視野も広がり、自分の知らなかった事を学び経験し、その過程でホテル全体の組織を知ることもできます。マネジメントの観点から数字にも携われるのも大きな特徴です。
また、重要な仕事を任せてもらえることもあり、自分の思いついたアイディアをプロジェクトとして立ち上げ、チャレンジすることが可能です。
自分の思い描いていたことが形になる、とてもやりがいのあるプログラムです。

相川さんと鈴木さんは、すでにマンダリン オリエンタル 東京で働いていた中で、なぜMITを希望したのですか?

< 相川 >
MITの募集を知った時は、フロントデスクにてゲストサービスエージェントとして勤務していました。ちょうど自分のパフォーマンスを社内外より評価していただいた時期でもあり、上を目指す選択肢として、当時の上司に勧められたことがきっかけでした。自分でも詳しくプログラム内容を調べてみたところ、とても魅力的なものだったので、チャレンジすることに決めました。

< 鈴木 >
当時は、フレンチファインダイニング「シグネチャー」のスーパーバイザーとして勤務していました。その中で、所属する料飲部での将来のキャリアは一般的に2通りに分かれると考えていました。現場で勤務し、ゲストサービスを極めること、もうひとつはマネージメントの道に進むこと。当時の私は30歳で、どちらの道に進むか悩みましたが、自身の将来と目標を考え、マネージメントの道に進むことを選択しました。
自身のレベルアップのためにこのMITプログラムへの参加は欠かせないものだと思いました。

Q5. MITのお仕事内容を教えてください。

< 中村 >
私は宿泊部でのMITとして、入社時はロビーアンバサダーに配属されました。その後ベルデスク、コンシェルジュ、フロントデスクを経て、現在はハウスキーピングに所属しています。
基本的には毎日オペレーションに入って、同じ部署のメンバーと一緒に仕事をします。その中で、この部署がどう機能しているのか全体像を把握します。私がMITで最も大切だと思っている仕事のひとつは、その部署の日々の問題点や課題を見つけ出し、その改善策をMITが提案して解決することです。それこそ、MITに求められている力で、周囲も期待していることだと思っています。

相川さん、何か補足はありますか?

< 相川 >
色々な部署を回ることによって、経験だけでなく人間関係の構築を図ることができます。

鈴木さんはいかがですか?

< 鈴木 >
重要なプロジェクトを任されたりすることも大きな仕事のひとつです。困難なこともありますが、成果を出せば高く評価してもらえます。

Q6. MITとして大変だったことを教えてください。そしてそれをどのように克服しましたか?

< 相川 >
私がMITだった時は、まだプログラム自体も新しく、手探りの状態でした。しかし、自分から発言や提案をすることにより、徐々に立ち位置が見えてきました。
ハウスキーピングに配属された際は、ゲストルーム内のミニバーの販売商品の種類が大変多く、各商品の置き場所や賞味期限の管理がとても大変で、入れ替え作業に長い時間がかかっていました。そんな中、販売種目の集計を取り、人気の高い商品を中心に販売することを思いつき、チームに提案してみました。快く賛同してもらい、上司の承認も得ることができ、現在では取り扱い商品をより厳選しながら運営しています。オペレーションの時間短縮だけでなく、クオリティの高さも維持できています。また、缶の飲み物を瓶の物に変えて、リサイクルできるようにしました。

Q7. MITになって良かったことを教えてください。

< 鈴木 >
様々な部署を経験することによって、組織にとって効率の良い仕事の進め方を見いだせるようになりました。
例えば、お客さまにご提供するフレッシュジュースを、今までは各部署の担当者が長い時間をかけて絞っていました。それを1か所で絞って各部署に分けることを思いつき提案し、チームの賛同を得ることができました。
また、お客さまを喜ばせる方法も、幅広く増やすことができました。あの部署ではこんなことをやっているから、ここでもチャレンジしてみようとチームを巻き込んだり、時には他部署の力を借りて実行しました。
何より、チームが協力的なので、自分のアイディアを提案しやすい環境に感謝しています。

Q8. MITプログラムを終えて、現在はいかがですか?

< 相川 >
今はフロントデスクで勤務をしていますが、部署をまたいで協力体制を築かなければならないことが日々多くあります。その中で、他部署とコミュニケーションがとりやすいのは、MITでの経験のおかげだと思っています。
一方、各部署で学んだ知識があるからこそ相手の部署の大変さもより理解できるようになりました。当たり前かもしれませんが、何か急なお願いをする時は言葉遣いに気を付けたり、特別な変更依頼をする時は、お礼を一言付け加えたりしています。

Q9. 鈴木さんは、このMITでの経験や学んだことは、どのように将来につながりそうですか?将来の目標と合わせて教えてください。

< 鈴木 >
改めて自分一人では何もできないことを学びました。どのプロジェクトも、様々な部署と連携して成功させてきました。また、常に相手の立場を考える気持ちをこれからも大切にしようと思います。将来の目標は、マネージャーとして世界で一番と称されるチームを作ることです。売り上げはもちろんですが、お客さまからの評価も高く、チームメンバーも働きやすいと思う環境を構築していきたいです。

Q10. MITプログラムを他の人に勧めますか?

< 相川 >
ぜひチャレンジすることをお勧めします。
マンダリン オリエンタル 東京のMITプログラムは、比較的新しいからこそ自分のアイディアを実現できる環境にあります。働きながらトレーニングを受けることができる、貴重なプログラムだと思います。その代わりに自主性が求められるので、自分から何もしなければ、成長できる機会を逃してしまう厳しさもあると感じています。

< 鈴木 >
挑戦する機会がたくさんあり、チームビルディングにも携われる素晴らしいプログラムだと思いますので、興味をお持ちの方にはぜひお勧めしたいです。

< 中村 >
はい、もちろんお勧めします。
MITは周りからの期待も大きく、その期待に応えることが大変なこともあるかもしれませんが、毎日刺激のある充実した日々を送れます。
ホテルでの仕事はお客さまの対応をすることが中心だと思われがちですが、私は、お客さまの対応をする仲間が仕事に集中できるように、チームの環境を整えていくことも自身の役目だと思っています。

Q11. マンダリン オリエンタル 東京で働く魅力は何ですか?

< 相川 >
MITというポジションに限らず、やりたいことにチャレンジできる環境だと思います。
世界の格付け機関より高い評価を頂いているホテルですので、自身を成長させる上で、これ以上の環境はないと思います。

< 鈴木 >
マンダリン オリエンタル ホテル グループ全体としても、私たちのような若い力に期待をしていて、大切にしてくれていることを感じます。また、マンダリン オリエンタル 東京には、キラキラと輝く人材が多いことも魅力だと思います。技術だけでなく、アイディアに溢れた、お客さまを喜ばせるプロフェッショナルが揃っています。
高いパフォーマンスをするためには、会社のサポートも欠かせないと思っています。会社が社員を信頼してくれているので、自身の思いついた方法で実行でき、それが自信につながります。
働きやすい環境作りに尽力していますし、現場では常に良いものを取り入れてくれていると思います。

< 中村 >
私は学校を卒業後すぐに、育成の観点から採用されました。その上でMITプログラムを受けることができて、とても嬉しく思っています。
また、一緒に働くチームを見ても、様々なバックグラウンドを持つ社員同士の信頼が厚く、魅力的な人材がそろっていると感じています。
マンダリン オリエンタル 東京が5年連続で5つ星を維持しているのにはそういった理由もあると考えています。このような環境に身を置いて学ぶことや経験は、他に変えられない価値があると思います。

※配属先は、いずれも2019年4月30日現在。